古事記スクール

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【新古事記109】二人の会話

「ふーん」


聖は何度も頷きながら陽の話を聞いていた。そして続けた。


「いいなぁ、私も氷川さんとお話してみたいな」


陽は言った。


「今度、聖も紹介するよ」


「おっ、なになにその仲良し感?」


聖は笑って言った。


「そんなんじゃないけどさ。


あとね、少名彦コーヒーのマスターも素敵なんだよなぁ。今度一緒にお茶行こう」


「お、いいね、うん、行こう行こう」


「あ、それからさ…」


「うん?」


「帰りに春日神社をお参りしてきたんだよ」


春日神社?」


「うん、うちのすぐ近くにあってさ。


そんなに大きくはないけど…


なんか、いい感じの神社だったよ。今度、一緒に行こう」


「おお!!」


聖は感心したように言った。


「まさかヨウから神社に行こうと誘われるとは…時代は変わったねー。


わたしゃー、嬉しいよ」


「お、おばあさんか…


あ、それからさ…」


陽はテーブルの上に2冊の本を出した。


「これは掛川君に借りたアドラーの本。もともとは氷川さんのもので、掛川君が貰ったんだって。


んで、こっちは古事記。帰りに買ってきたんだー。まだ全然読めてないけど…」


「ほへーーー」


聖は変な声を出した。


聖は古事記の本に手を伸ばしかけ…途中で止めた。


「ヨウ、私、先に洗い物するから。


お風呂入っちゃいなよ」


陽はそんな聖を見て笑った。


「やるべきことは先に終わらせたいタイプ…それが聖」


聖は恨めしそうに陽を見た。


「私だって今すぐ、読みたいけどねー


ここは…我慢っ!!」


聖はそういうと、テーブルの食器を下げ始めた。