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【新古事記129】結婚願望

20時30.分


「ふうー、お風呂気持ち良かったー


ん?ヨウ、何してんの?」


聖が陽に話しかけた。陽は真剣な表情でスマホと向き合っていた。


「うん、氷川さんにメッセージ送ろうと思って」


「え?氷川さんに?


なんて?」


「神様の名前が長すぎて、冒頭から古事記につまずいてます…ってね」


「おお、随分積極的じゃないのー」


「聖が本を買ってきてくれたって書いとくね」


「ふふふ、ひーちゃん、ポイントアップ。


ん?今日も氷川さん夜勤だっけ?」


「うん、そうだよ。今日はヨネさんと掛川君かな?」


「23時から8時までって大変よねー、それをほぼ毎日でしょ。普通と真逆の生活だもの。


ん?もしかして、氷川さん、今頃夜勤に備えて寝てるかもよ?」


「うん、だから10時過ぎくらいに送るつもり。


あ、掛川君と言えばさ、最近ちょっと変わってきたと思わない?」


「あー、そうねー。


もともと素直で良い子なのにね。


最近、特にヨネさんなんかにちょっとあたりがキツイかもねー」


「ヨネさん、かわいそうだよなー。あの歳で無茶な異動させられて。58歳だよ。


掛川君もそのあたり、察してあげて欲しいよなー」


掛川君、3年目?4年目かな?


掛川君のご両親、50歳くらいよね?


想像力、使ってほしいなー


それに…」


「それに?」


「そういう男はモテないよね。

 

結果的に掛川君が損するわけだから。


河村ちゃんもよく思わないでしょ」


聖はそう言っていたずらっぽく笑った。


「なんだー、聖も気づいてたのか」


「そりゃ気づくよ。掛川君、わかりやすいもん。


河村ちゃん、ああ見えて結婚願望強いんだけどねー。流石にまだ若すぎるし、なんとなく言ってるだけだと思うけど」


「河村ちゃん、20歳だっけか?」


「うん。若いよね、かわいいよね。


流石に私も河村ちゃんに先越されたくはないなー」


聖はそう言って笑った。