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【新古事記132】古事記へのいざない

21時35分


ブルルブルル


枕元に置いたスマホが震えた。浅い眠りに入りかけていた陽は一瞬で覚醒し、すぐスマホを手に取った。


メッセージの差出人は航だった。


「おい、聖…」


そう言いかけて陽は慌てて口を閉じた。聖は隣で静かな寝息を立てていた。


陽は聖を起こさないよう静かに寝室を出て、リビングへ移動した。照明を点け、冷蔵庫から発泡酒を一本取り出し、ソファに腰掛けた。


プシュ


「浅間さん


メッセージありがとうございます。


古事記の冒頭部分はつまずく人がとても多いと思います。最初にぶつかる古事記の壁ですね。


神様の名前は覚えなくて大丈夫です。とりあえず、『だんだんと世の中の成り立ちが出来ていったんだなー』くらいの認識で良いと思います。そのまま読み進めてください。


今度、機会があれば解説しますね。これから夜勤です。


おやすみさない。


氷川」


陽はすぐに返信した。


「ありがとうございます。


お仕事がんばってください」


陽はソファに置いてあった「古事記まんが」を手に取るとページを開いた。そして自分なりに整理してみた。


「つまり…たくさんの神様が生まれ世の中の成り立ちが整い、最後にイザナギイザナミが生まれた。


こういう解釈で良いってことかな?」


そして、発泡酒を一口飲んだ。


イザナギイザナミ


どこかで聞いたことのある名前ではあるな…


陽の眠気は完全に吹っ飛んでいた。陽は続きを読み進めることにした。