古事記スクール

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【新古事記144】突然…

10時55分


「おはようございまーす」


出勤した陽は、フロントバックのロッカーに置かれた聖のバッグを見つけた。そして、自分のバッグから「古事記まんが」を取り出し、聖のバッグに忍ばせた。


その後、聖と一緒に勤務にあたっていたが、これまでも勤務中に二人でプライベートな話をすることはほとんどしなかったし、それは今日も同じだった。


陽はそれが周囲への配慮だと思っていたし、きっと聖もそうだろう。


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15時10分


「あー、まだ5時間もあるのかー。


先は長いなぁ…」


陽は一人で休憩室にいた。近所のローソンでカップタイプのカフェオレを買ってきて飲んでいた。


「ちりつもなんだけどなぁ…」


給料が少ないと思いながら、ついついコンビニなどで余計なものに手を伸ばしてしまう。節約しなければと思いつつ、陽はなかなか出来ないでいた。


陽はカフェオレを飲みながら、スマホを操作した。


「あれ?聖からメッセージきてる…


なになに?」


陽は聖のメッセージを読み始めた。


「ヨウ、古事記まんが持ってきてくれてありがとう。今、お昼休憩で読んでるとこ。


それから一つ相談あります。


さっき、かなぶんからメッセージがきました。明日、ご飯でも食べない?って。急すぎるけど、なんかかなぶんらしいよね?


でも、明日は奇遇にもヨウも私も休みだし、どうかな?


私、かなぶんに会いたいです。


また夜に相談させてね」


読み終えると陽はスマホをテーブルに置いた。


「うーん…」


正直なところ、陽は乗り気にはなれなかった。せっかくの休みだし、二人でのんびりしたかったし、結婚の話も相談したかった。氏神神社春日神社にも二人で行ってみたかった。


陽は再びスマホを手に取ると聖にメッセージを送った。


「もちろん、オーケーだよ。


また夜に相談しよう」