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【新古事記151】マザコン

「グッモーニンッ!!」


カナコより少し遅れてきたノブナガは黄金に輝くスパンコールのジャケットを羽織っていた。


カナコは言った。


「こんな人と知り合いだと思われたくないじゃない?


だから、少し後から来るように言ったのよ」


ノブナガのかけたミラーサングラスに陽と聖の顔がくっきりと写っていた。


ノブナガはサングラスを外すと流し目で聖を見た。


「聖ちゃん、お久しぶり。


しばらく見ないうちにますます美人になったね」


聖はケラケラ笑った。


「うけるーーー


ノブナガさーん、お久しぶりです。


またお会い出来て嬉しいです」


ノブナガは嬉しそうに笑った。そして表情を変えるとギロリと陽をにらんだ。


「よう、もやし男。


元気にしてるか?」


「ノ、ノブナガさん、おはようございます。


そ、その服、どこで買ったんです?」


それを聞いたノブナガの表情が柔らかくなった。


「もやし男にしては良い質問だ。


これは、


この聖衣(クロス)は、


いなかの母ちゃんがオレのために作ってくれたんだ!!」


聖が驚いて言った。


「ええーーーっ!!


これ手作りなんですか?


すごい!ノブナガさんとかなぶんのお母さん、すごい!!」


ノブナガは自慢げに答えた。


「ふふふ、そうさ、うちの母ちゃんは世界一ぃぃぃぃぃっ!!


はっきり言って山口百恵レベルだ!」


カナコが言った。


「お兄ちゃんは極度のマザコンなのよ。


このジャケットだってお母さんがステージ衣装として作ったのに…


あまりに気に入りすぎて勝負服にしてるのよ」


聖は不思議そうに聞いた。


「勝負服?


今日、何か勝負があるんですか?」


ノブナガは真剣に言った。


「ああ、絶対に負けられない戦いがあるんだ」


「そんなんないじゃろ!!」


カナコはノブナガの脛を蹴った。


「うおおおーー


何するんだ、カナコ!!


マジで痛かったぞ!!」


陽は言った。


「ノブナガさんがマザコンだなんて。


ちょっと意外ですね」