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【新古事記152】MMKT

「と、その前に…


もやしよ、古事記スサノオが泣き喚いていたシーンはわかるか?」


ノブナガは陽に聞いた。


「えっと確か…


父であるイザナギに海原を治めるように言われたけど、母に会うために黄泉の国に行きたい、と駄々をこねたんでしたよね?」


カナコが声を上げた。


「おお!ヨウくん!!


やるじゃないの!!」


ノブナガが続けた。


「うむ、いいだろう。


では黄泉の国とはどんなところだと思う?」


次は聖が答えた。


「きっと…暗くてジメジメしてカビ臭くて…


そんなところなんじゃないですかね?」


「さすが聖ちゃん!!


素晴らしい回答!!3,000ポイント!!」


「やったー!!」


ノブナガ続けた。


「ヨミとは闇であり、止みであり、病みである。つまりそう言う世界だ!!」


聖が感嘆の声を上げた。


「えええっ!!


ノブナガさん、すごい!!


なにその解釈」


ノブナガは満足そうに頷き、続けた。


「もやし、お前はそんな世界に行きたいと思うか?」


陽はすぐ答えた。


「いえ、行きたくないです」


「うむ、誰も好き好んでそんな世界には行きたがらないだろう。


しかしだ!!


スサノオは愛するイザナミに会うためなら、自ら進んで黄泉の国に行くと言う。


泣きわめくスサノオをマザコンだと揶揄する輩もおるが、スサノオイザナミへの愛情は本物だろう。本来、母子とはそういうものだ。少なくともオレはそう思う。


オレだってMMKTに会うためならどこへだっていくさ」


ノブナガはそう言うと遠い目をして西の空を見つめた。


「え?


エムエムケーティ?


なんですそれ?」


聖が不思議そうに聞くとカナコが説明した。


「MMKT。


萌え萌えけいこたんの略よ。


うちのお母さん、恵子っていうのよ」

 

「ふふふ

 

百恵の恵に子供の子で恵子だ!!」


聖はポカンとした顔をしたのち、声を出して笑った。


「あはははははっ


ウ、ウケる〜〜


ノブナガさん、なんかかわいい」


愛する母に会うためなら黄泉の国にでも喜んで行く。


陽は「スサノオはマザコン」くらいの認識で古事記を読んでいたが、ノブナガのこの捉え方には驚き、そして言った。


「ノブナガさん、古事記をそこまで深読みしているんですね」


ノブナガは頷いた。


「で?ザビエルはどうしたのよ?


まさか忘れたんじゃないでしょうね?」


カナコがそう言うと、ノブナガは続けた。