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【新古事記160】氏神様の話

ガツッ!!


「いってえええ!!」


カナコがノブナガの脛を蹴った。


「何するんだ!!カナコ!!」


「どさくさに紛れてお姉さんの手を握ってんじゃないわよっ!!


全く恥ずかしい!!」


ノブナガは脛をさすりながら言った。


「何するんじゃーーー!!


今日からお前はバカナコだっ!!


ん?


はは〜〜んカナコ、さてはお前…


嫉妬しているな。


無理もない…お前のような男日照りの…」


ガツッ!!


「おお〜〜〜う!!」


ノブナガは飛び上がった。


「アタシはモテますから!!


お兄ちゃんと一緒にしないで!!」


それを見た聖はケラケラ笑った。


「お姉さん、ひとつ聞いていいですか?」


「はい、もちろん」


「お姉さんはご先祖様を大切にとおっしゃいましたけど、ここは神社でしょう?


神社には神様がいて、ご先祖様がいるのはお墓ですよね?お墓ってお寺にあるじゃないですか?


えっと…


ご先祖様を大切にするなら神社でなくお寺ですよね?」


巫女さんは優しく頷いた。


「とても良いご質問だと思います。


私たちのご先祖様をずーっと遡っていくと…」


「いくと?」


「もれなく神様にたどり着きます。


日本の神さまって、私たちのご先祖様なんですよ」


「神様がご先祖様?」


氏神様って本来は先祖様のことなんですよ。今では土地の神様というニュアンスが強くなっていますけれど。


例えば天皇家ならアマテラスにどりつきますし、藤原家ならアメノコヤネという神様にたどりつきます。祖神(おやがみ)って言うんですけどね」


「あーーー、


だから氏神様が大切なんですね。


なんとなく…


私、少しだけわかったような気がします。


お姉さん、ありがとうございます」