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【新古事記173】巫女さん、祝詞奏上

「ふふふ。


ちょっと奏上してみましょうか」


巫女さんはそういうと、目を閉じて背筋を伸ばした。そして、フーと息を吐くと胸の前で二度柏手を打った。


パンッ!

パンッ!!


柏手はきれいに境内に響いた。そして巫女さんは声を発した。


「高天原に坐し坐しまして〜〜


天と地に御働きを現し給う龍王は〜〜

六根の内に念じ申すぅ〜〜


大願を成就なさしめたまえと〜〜


かしこみかしこみ〜


もぉぉぉすぅ〜〜」


祝詞を奏上した巫女さんは再び柏手を打つと深々と頭を下げた。


「ふ〜〜


いかがでしたか?私の龍神祝詞は?」


巫女さんは清々しい笑顔で言った。


カナコが興奮気味に言った。


「お姉さん、すごい!


私、聞き入っちゃいましたよー」


聖が言った。


「うんうん、私…


なんか空気が変わるのを感じました」


陽は黙ってはいたが、聖の言う通りあたりの空気が澄んだように感じた。


「うーむ、素晴らしい!!


透明感があり、声量も申し分ない。


我らがSFBに加入してもらいたいくらいだ!」


「エスエフビィ???


なんですか?それは?」


ノブナガが言うと巫女さんは不思議そうに聞いた。ノブナガは続けた。


「スサノオ


ファイアー


ボール。


オレの作ったバンドです。ちょうどボーカルをクビにするところなんで、良かったら加入しませんか?


そして2人で初めての共同作業を…」


グイッ!!


「イタタタタタ!!


やめろっ、カナコ!!


冗談だ!冗談に決まってるだろ!!」


カナコがノブナガの長い髪を思いっきり引っ張った。


「お兄ちゃんが口を開くと話が進まなくなるから黙っててくれる?


でも…


本当に素敵な声。いつか一緒にステージに立ちたいくらいだわ」


「ウフフフ


それは光栄です」


巫女さんは嬉しそうに言った。


「で…


今の祝詞と宇宙にどういう関係があるんですか?」


陽は巫女さんに質問した。