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【新古事記176】ンバッハブビーンの霊

お参りを終えた陽と聖にカナコが声をかけてきた。


「ヨウくん、大丈夫?」


「むっ!もやし!!?


これは大変だっ!!


お前にはンバッハブビーンの霊が取り憑いておる!!


早く聖ちゃんから手を引け!!


それしかお前の助かる道はないぞ!!」


カナコがノブナガを睨んだ。


「なにがンバッハブビーンよっ!!


まったくもう!!」


巫女さんが微笑みながら陽に言った。


「フフフ、大丈夫ですよ。


あなたはちゃんと護られています。


怯えなくていいんですよ。


なんの心配もいりません」


陽は言った。


「は、はい。


不思議な体験だったもので…


ちょっと戸惑いはありましたけど大丈夫です」


「ええ。その体験は、悪いことではありません。


安心してください」


巫女さんは念を押すように言った。


「よかったね、ヨウ」


巫女さんの言葉を聞き、聖もホッとした様子を見せた。


「どれ、お参りも終えたしそろそろメシでも食いにいくとするか!!」


ノブナガが元気よく言った。


「ようこそお参りくださいました」


巫女さんがそう言って頭を下げると、聖が寂しそうに言った。


「わたし…またお姉さんに会えるかしら?


だって、普段は大阪なんでしょ?」


カナコがスマホを取り出しズイと前に出た。


「お姉さん、連絡先交換しましょう」


すると巫女さんが言った。


「私、あいにくですがそういったものは所持しておりませんの」


それを聞いたカナコは驚いて言った。


「え?スマホ持ってないんですか?」


続いて聖が言った。


「ガラケーは?ガラケーもありませんか?」


巫女さんは残念そうに言った。


「はい、所持しておりません」


「ポケベ…」


ガツッ!!


「ポーウッ!!」


ノブナガがおかしな悲鳴をあげた。カナコがノブナガにローキックを喰らわせたのだ。


「聞かなくてよろしいっ!!」


「痛っーー!!


なんて凶暴なヤツだ!!」


ノブナガはカナコに蹴られた脛をさすりながら言った。


「安心しろ、カナコ!!


オレと巫女さんが結婚すれば、巫女さんはお前のお義姉さんとなるのだ!!


巫女さんと連絡を取りたければ、お兄ちゃんに連絡してこい!!


カーッカッカッカッ!!」


ノブナガが高らかに笑った。