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【新古事記179】高広凛子

「なんだかすみません…」


巫女さんが呟くとカナコが言った。


「お姉さんが謝ることありませんよー。


だいたい会ったその日に結婚までイメージ膨らませちゃうなんて…


どこかのディズニー映画じゃないんですから〜〜。


ほら、出会ったその日に結婚を決めちゃう妹が出てくる話がありましたよね?


そんなことより、私はお姉さんと連絡取れなくなるのが寂しいわー」


すると巫女さんは何か思いついたような顔をした。


「あ、ちょっとお待ちください」


巫女さんはそう言って参集殿の中に姿を消した。


パシパシ


カナコは手を伸ばしノブナガの頬を叩いた。


「お兄ちゃん、生きてる?」


ノブナガは固まったまま動かなかった。


「よほどショックだったようね…


かわいそうに…」


「ノブナガさん…

 

元気出してください…」


「あ、ひーちゃん、大丈夫よ。


しばらく電源オフにしておきましょう」


「で、でも…」


「いいの、いいの。


しゃべりだすと話が進まないから」


そこへ巫女さんが戻ってきた。


「おまたせしました。


これをどうぞ」


巫女さんがカナコに名刺を渡した。


「うわー、綺麗な名刺!!


ん?


スピリチュアルカウンセラー…


高広凛子」


名刺には龍を模した美しい銀河系のイラストが描かれていた。カナコが言った。


「お姉さん、名前あったんですね?」


「フフフフ。


はい、名前はありますよ。


この名刺、まだ校正中のものなのですが、ブログのURLやメールアドレスは合っていますので。


何かあればご連絡ください」


「やったーーー!!


お姉さんのメアドゲットだぜっ!!」


喜ぶカナコに凛子が言った。


「ご縁は龍神様が繋いでくれますからね。


本当はメールアドレスなどなくても大丈夫なんです。ご縁があれば必ず再会します。


宇宙の采配は完璧ですから…」


「お、お姉さんのメアド!?


お姉さんのメアドだとーーーっ!!?」


固まっていたノブナガが雄叫びをあげた。


「お姉さんっ!!


オレにもその名刺くださいっ!!」


凛子は答えた。


「もちろんです、ノブナガさん。


はい、どうぞ」


「やったぞーーーー!!


このノブナガ、楢柴肩衝を手に入れた気分じゃー!!


ガハハッ…


じゃなかった…


カーッカッカッカッカッカッ!!」


それを見たカナコが舌打ちをした。


「ちっ、もう動き出したか…」


聖が嬉しそうに言った。


「ノブナガさん、元気になって良かったー。


お姉さん、わたしにも一枚いただけますか?」


「もちろんです」


聖は名刺を受け取ると言った。


「スピリチュアルカウンセラー…


いいなぁ、羨ましいなぁ〜〜


憧れるわ〜〜


ブログされているんですね!!


必ず拝見します!!」


「はい、ありがとうございます」


凛子は笑った。