古事記スクール

日本人のOS古事記を全ての日本人に!! 小説、イラスト…カジュアルに古事記を広めます!講座や資料提供のご相談などお気軽にご連絡ください!!

【新古事記196】和歌山ラーメマニュアル

ノブナガは手を伸ばすとテーブルの上に置かれたカゴの中から卵を掴み取った。

 


手のひらには5つの卵が握られていた。

 


「お姉さん…

 


これもサービスしてくれますよね?」

 


「ちょ!お兄ちゃん!!

 


何言ってんのよ!!

 


しかも5つも!!」

 


女性は笑って言った。

 


「かまんよ〜〜」

 


それを聞いたノブナガは、満足そうに笑いパリパリと卵の殻をむき出した。

 


「それ、ゆで卵だったんだ〜〜」

 


聖が言うと女性が答えた。

 


「そらよ〜〜

 


ホントは1個50円やいしょ」

 


「ノブナガさん!250円ゲット!!」

 

聖が嬉しそうに言った。


ノブナガは1つ目のゆで卵をひと飲みにした。そしてまた手を伸ばした。ノブナガはテーブルの上に積まれた弁当の包みのようなものを取った。


「お姉さん、これも」


「ええよ〜〜、サービスしちゃる」


ノブナガはニヤリと笑い、包みを開け出した。


「お兄ちゃん!!


いい加減にしなさいよ!!


私まで食べたくなるじゃないっ!!


…って、違う、そうじゃない」


「これ、なんなんですか?」


陽が女性に聞いた。


「これは「早寿司」言うてな。鯖の押し寿司なんよ。


和歌山では中華が出てくるまでゆで卵食べたり、早寿司食うたりして待つんよ。

 

ちなみに早寿司は150円らよ」


「へーーー」

 

「ノブナガさん、150円ゲット!!」


「ノブナガさん、よく知ってますねー」


「そりゃそうよ!!


もともとオレはこの店のラーメンが好きでよく来てたからな」


ノブナガはすぐに早寿司を半分ほど食らい、ついに和歌山ラーメンのどんぶりに手を伸ばした。


「さて…


いざ出陣じゃ!!」


ノブナガはついにレンゲですくったスープを口に運んだ。


一同はノブナガの言葉を待った。


ノブナガは目を見開いて言った。


「こ、これは!!!


この味は〜〜〜〜っ!!!」


カナコが言った。


「相変わらず大げさねぇ…


まるで…


味皇みたい」